2006年5月10日 (水)

『風薫る日に』 公演 

『風薫る日に』という芝居を観劇した。  劇団 俳優座の本公演である。
本日が初日という事もあり、開演前からたくさんの人が六本木・俳優座劇場に来ていた。 

開演前、俳優座社長の古賀さんと歓談した。
『いい芝居に仕上がったよ。脚本もいいし、演出・役者もいいよ』と嬉しそうにお話ししていた。
劇団の制作部の方や若手の劇団の人たちが、忙しそうに来客の対応をしている姿をみて、少し羨ましくなった。

彼らにとって、”ものづくり”の一番いい瞬間なのだ。
初日、緊張感もあり、長い制作期間を経て、ようやくお客様にお届けできる。
なんの為に”ものづくり”するのか? すべて、この日を迎えるためである。

僕たちの”ものづくり”は、まだ2合目まで辿り着いた感じで、
映画が完成しても、劇場で観客の皆さまにお届できるのは、すごく遠い先という感じがしている。

芝居の幕が上がった。そして終演。

素晴らしかった。笑って泣けた。本当に時間が早く過ぎた。
脚本・演出・俳優 どれも見事な出来栄えであった。
特に、浜田寅彦さんは86歳という年齢ながら舞台に現役で出演され、素晴らしい”演技”を堪能させて頂いた。
まさしく、名優である。

そのほかのキャスティングの岩崎加根代さん、神山寛さん、清水良英さんなど、本当に俳優のアンサンブルが絶妙だった。
こんな完成度の高い芝居は、本当に久しぶりに観た感じがする。

ただ少し残念ところは、全体的に観客の年齢層が高い感じがした。
今回の芝居は、中学生ぐらいから若い世代を中心に観て欲しい内容である。
芝居は比較的、料金が高い。
制作サイドも料金を下げる努力が必要なのだが、二十歳未満は助成金でも出して、映画の料金感覚(映画も決して安くない)に、近くすればいいのになんて考えた。

”舞台と映画”の魅力は全く違うものと言っていい。
この両方を若い世代が、数多く均等に楽しめる環境を、僕たち大人社会がいかに作り上げるかが、重要かもしれない。

パソコンやゲームやテレビも決して悪くないが、
”舞台や映画”は基本的に”劇場”が基本となっている。
これは個人的ではなく、たくさんの人で楽しむものである。
食事でも一人で食べるより、皆で分かち合う方がおいしく感じるものである。

これを読まれた方、たまには芝居もいいですよ。「風薫る日に」是非、観に行ってください。

5月10日から5月21日まで  問い合わせ 劇団 俳優座 03-3405-4743
http://www.haiyuza.com

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2006年5月 9日 (火)

すごい縁を感じる人

改めて“冴子”候補の人に会った。
とある人の紹介で、事務所に来訪して頂く。
彼女に会う前から、写真で感じた。

何か、ものすごい“感”がある。
理屈ではなく、本当に僕の心が動いた。

彼女が来た。
あ〜物凄い“気”がある。

いきなり彼女が切り出した。
“この作品は、私に縁があります。キャスティングされなくても関わりたい”と言い出した。

本当の話、僕は会う前から感じていた。

“彼女とは以前どこかで会っている”

たぶん、彼女も感じていると思う。最近、そんな出会いが多くなってきた。 

運と縁。

きっとそれは“偶然ではなく必然なのか”と思う今日この頃である。

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2006年5月 5日 (金)

ゴールデンウィークの巻

今日は子供の日。
何回目の子供の日だろう。
休みの日だから午後まで寝ていた。
起きてから“ぼーと”としていた。
何もない一日。
夜、読書をした。
司馬遼太郎の“項羽と劉邦”である。兄貴に勧められて初めて読んだ。

面白い。
あっと中巻まで読み終えた。

司馬さんの作品はそれなりに読んできたのだが、この名作をこの年で読んだのは恥ずかしい限りである。

あまりにもスケールが大きすぎて、頭の中が整理つかない。
もし、司馬遼太郎さんの頭の中が覗けたならば、彼の中での“項羽と劉邦”は、どの様な俳優をイメージしたのだろう。

この作品を、映画化したならばどれぐらいの予算が必要だろう。
100億円?いや、足りない。
300億円?〜もう少し。
1000億円。僕だったらこれで映画化します。

でも、お金を上手に使うのも才能がいるからな〜。僕にはやっぱり無理かも。

今日の僕はそんな事を考えた。やっぱり“アホ”や。これこそ“ゴールデンウィークぼけ”です。

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2006年5月 2日 (火)

S社のMさん

今日は、一日中事務所でお仕事。たまった、仕事(不得手な事務処理)を処理する。夕方近く、突然の来訪者がいらした。某音楽事務所のS社のMさん(いろいろあって、略称ですいません)である。

心の中で、一番会いたかった人である。
う〜んタイミングよすぎ!なんて思ったりした。
事務処理もそっちのけで、Mさんと街に繰り出した。

近所の焼き鳥屋で、なまレバ刺し(この焼き鳥屋では、NO.1の人気メニューである)を平らげながら、ワインボトル1本を空けた。

気分が更に良くなってきた。歌うぜ〜。そのまま近所のカラオケスナックへ................。
朝まで(6時)二人で歌いまくった。

本当に楽しかった。

このMさんは、今回の映画の音楽を相談している方で、そのMさんなりに、今作品に対して思い入れをしてくださり、僕にいろいろとアドバイスをして下さっている。
映画はやはり音楽によって、より作品のイメージが観客に伝わりやすくなる。
僕は元ミュージシャンだったので、映像も音からイメージをしがちである。映像作品とはいえ、サウンド(音楽、効果音)は、本当に重要なファクターである。

映像、音、色彩、これらが、雑巾をカッチンカッチンに搾りきる様に、一体化すれば本当に素晴らしい作品になると感じる。

Mさんとは、”音”ってなによ、みたいな話をするのが本当に楽しい。

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2006年4月28日 (金)

役満の阿部さん

久しぶりに先輩にあった。IT関連の仕事をされている会社社長の阿部さんである。今の僕があるのも、この方のお陰である。知り合って15年近く経つが、僕が売れない役者時代を支えてくれた恩人で、いまだに僕の“夢”を信じ続けてくれている。

いつか映画を創りたい。そして、世界の人々を感動させたい。

当時、アルバイト生活をしながら、自分の生活もままならない状況の中で、“アホ違うか”と思われがちな発言を繰り返していた。そんな僕の発言を紳士に受けて止めてくれたのが、阿部さんである。“夢は言葉にしろ”とよく言われるが、聞いてくれる人がいるからこそ成り立つのである。

阿部さんの凄いところは、常に前向きであること。彼は“人生一度きり、成功しようが、失敗しようが、最後よければ全てよし。楽しまなきゃ”と言い切ってしまうところである。実際に阿部さんとは、そんな経験をたくさんした。

遊びでも半端なことがない。仕事も徹底してやるが、遊び方も、もっと凄い。ここでは書けないが、どこに行っても“ハイテンション”を維持しながら楽しむ。周りの方までが、その渦に巻き込まれてしまう。何年か前、連絡が取れないと思ったら、病院にいて点滴を受けながら仕事をしていた。

“ぷーっ。遊び過ぎです。役満、一歩手前です”と軽く言い放ち大笑いしていた。

凄い、この人こそ映画界に必要な人だと本気で感じた。

そんな阿部さんと昨日は飲んだ。朝、7時まで。また病院行きにならなければいいが、と思いながらも一緒にいると楽しくてしょうがない。いつまでも、一緒に遊んでほしい人である。

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2006年4月26日 (水)

素敵な渡邉さん

タイトル通り、素敵な渡邉さんと出会った。

知人の紹介で、ある学校法人の広報を担当されている素敵な女性である。お互いの仕事で将来、接点があるとの事でお会いすることになった。

初めてお会いした時、驚いた。長身で黒髪が長く、日本人離れしたスタイルの方で“素敵光線”を出しまくっていた。言葉使いもびっくりした。会話が全て“丁寧語”で構成され、落ち着きがあり、僕の話を引き出していたような感じで会話がとても弾んだ。

いまどき、珍しい。  

改めて彼女を通じ、日本語の美しさを痛感した。彼女の内面からくるものは、きっと品格なのかもしれない。僕自身、日頃の会話を意識することがなかったため、彼女の言葉使いは本当に参考になった。僕も“品格”を目指し、言葉使いも意識して行こう。

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2006年4月25日 (火)

製作会議

定例である製作会議。本日の議題は、一次オーディションの結果を選考する事がメインテーマとなった。本当に難航した。それぞれの意見をぶつけ合い、二次オーディションをどうするのかを含めて数時間費やした。

主演候補を絞るのは、本当に難しい。集まった方々には本当に感謝しているが、役を演じるのは一人。会えばあうほど、余計な事を考えすぎてしまう。しかし、前に進めなければならない。神様がいれば教えてほしい。そんな心境である。

僕の映画界の先輩が以前にくれたアドバイスを思い出した、“直感を信じ、出会った時の印象を大切にしなさい。”と教えてくれたことがあった。確かに今になってみれば、その言葉の本当の意味がわかってきた様に思う。

いずれにしても、来月は二次オーディションである。気持ちを切り替え、素晴らしい作品になるように努力しよう。

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2006年4月20日 (木)

ドキュメンタリーのカメラマン

本日は、過密スケジュールであった。朝から午後3時まで打ち合わせ3本。夜は浦安での起業家セミナー。その後、深夜、もう一つの会社の仕事(オフィスの移転現場)に向かった。家路に着いたのが朝6時。頭が真っ白になった。

僕も大変だったが、この日、一日ずっとそばにいたのが、カメラマンの大枝さん。もっと大変だったと思う。実は以前から、この映画の製作過程をドキュメントとして記録している。これは僕自身の挑戦を“映画ビジネスへのチャレンジ”として、記録しているもので、通常の映画メーキングとは異なる視点を持ったものである。このカメラマンが大枝さんである。

大枝さんはドキュメントを得意とするカメラマンで、以前に僕も別の仕事でお世話になった事がある。以前の仕事で感じた事だが、“凄い”カメラマンである。

何が凄いのか?一言で書けないのだが、あえて言うならば、“ファインダーを覗くと凄い集中力を持っている”と書けばいいのか?僕も他のカメラマンは何人か知っているが、カメラマンは皆そのような習性をもっている。しかし、大枝さんは特殊なオーラを持っている。

移動中の車の中で、助手席にカメラを持ちながら撮影をしていた。当然、運転をしている僕はカメラを意識する。しかし、時間が経つとカメラを意識しなくなってしまう。なんと表現すればいいのか、“カメラを意識させないカメラマン”と言えばいいのかもしれない。今までのキャリアの中で培われた“技術の結晶”と言っても過言でないと思う。

ドキュメンタリーは映像の中でも特異な分野である。日本では映画として、一般的に認識が薄い印象があるが、ドキュメンタリー作品の中には素晴らしい作品がたくさんある。もっと劇場でやっていただきたく思うのだが、僕もいつか映画として“ドキュメンタリー作品”を手掛けたいと思っている。

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2006年4月19日 (水)

製作アシスタントのハイジ

先週から今週にかけて、火が出るように忙しい。人と会う事が連日連夜続き、少し疲れがたまった感じである。社運を賭けた一作のためもあるが、製作として初めてづくしの事が多いため、頭の中が混乱気味である。

この僕を支えてくれるスタッフたちも大変である。アシスタントの”ハイジ”(アルプスの少女ハイジに感じが似ているため)は、朝から忙しくオフィスの中を走り回っていた。本当によくやる女性である。朝から晩まで、テンションを変えずに仕事をこなしている。まだ20代前半ではあるが、こんな女性はめったに出会わない。小さな会社なので役割は多い。彼女も平然と3役ぐらいをこなしている。

彼女が素晴らしいのは、明るく元気な所である。外部のスタッフも徐々に入り始め、事務所の中も、雑然とすることが多くなってきた。その中で明るくスタッフに接し、小さなところまでケアしている。彼女のお陰で随分と救われている。

僕の周りには彼女だけではなく、本当に素晴らしいスタッフが集っている。疲れが出たなんて言っていられない。今、取り組んでいる事は僕だけのものではなく、関わっている全員の”夢”であることを認識しなければならない。

本当に一人では何もできない。わかっている事だか、改めて彼女の姿を通し感じた。

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2006年4月13日 (木)

山口県の神社より

山口より

今日は、山口県に出張である。ひさしぶりに訪れたのは、僕が少年期を過ごした場所にある神社である。この神社では、子供のころよく遊んだ。毎年、夏になるとこの神社の森に“くわがた虫”を捕まえにきた。取れる年で、200〜300匹も捕れ、その一部を近所のペットショップに売っていた。我ながら、商魂たくましい子供であった。

上の写真は、その神社の森にある“御神木”である。樹齢数百年、現在では、しめ縄を施しているのだが、僕がこの森を“我が土地”のように、走り回っていた時代にはなかったものである。

何を隠そう少年時代、この神様の御神木によじ登り、小便をぶちまけていた。

悪い奴であった。

それにとどまらず、神社の池の鯉や亀などを生け捕りにしたり、森の原生林に入り込み“基地”を無断で作り、焚き火をしたり、賽銭も少々頂いたり、神社の小さな小川を堰き止めダムつくりをしたり、今、考えれば悪さばかりをしていた。

よく近所のおやじには怒られたが、神主さんも、少年であった僕たちを、暖かく見守りながら遊ばせてくれた様に思う。

あれから数十年たち整備され、社務所など一部きれいになったところもあるが、原生林の森は、県の条例で“天然記念物”として保護され、今も静かに佇んでいた。

僕にとって“少年時代の大切な一ページ”はここにある。この御神木は、きっと僕のことを覚えている。“あの時の小便しやがったガキ、これからもキチンとここに来てお参りしなさい”と言っている気がした。これからは、近くに来たときは必ずお参りしようと決めた。

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